メリーXmas、そしてハッピーハヌカ5日目

呉屋弘光

2011年12月25日 20:54

今日はクリスマスで、キリストの生誕を祝う日です。
街角でもクリスマスを祝う行事やイベントが沢山あります。

うるまバプテスト・チャーチでもクリスマスを主日礼拝後
各自1品料理を持ち寄って祝いました。

そしてディビィド牧師のメッセージは、クリスマスの意義と
ユダヤの祭りハヌカとの関わりが話されました。

クリスマスと言うと、キリストの生誕日として祝うが
生前のイエスは自分の誕生日を祝って、
弟子にも誕生日を祝うように強制したのでなく
イエスが祝ったのは、ハヌカの祭りであるとの事。

別名「宮清めの祭り」あるいは「ひかりの祭り」とも言われ
ユダヤ人は誰もが知っている祭りで、
去った21日から8日間も祝うようです。
今日の25日は、ハヌカの5日目にもあたるようで
その両方をうるまバプテスト教会では祝いました。

今の西洋キリスト教徒は、ユダヤ的行事をすべて切り捨てて
成り立っていますから、
イエスがハヌカの祭りを祝っていた事は無視されています。

紀元前200年にエルサレムの神殿は
異教徒に奪われ、一時期異教徒の神ゼウスが祀られ
供え物も豚が播捧として捧げられ
神殿が汚れていたものをマカビーの反乱で
神殿を取り戻し、
旧約聖書に書いてある供え物をするようになった
いわばユダヤ人が自分達の信仰を取り戻した記念すべき日であるようです。

私がビックリするのは
ユダヤ人達は自分の犯した罪の償いだけでなく
ユダヤ人全体のため
そしてこれは想像も及ばないことですが
全人類の罪の購いのためにも
牛、羊、山羊を何頭と数を定めて
大贖罪の日には犠牲を捧げておりました。
祭りの期間、づっとやっておりました。

考えられますか。

自分達と関係ない他所の人も分も含めて
犠牲を捧げていたという事。
祭祀国家として、ユダヤの民は神より召され
それを2000年近くも
伝統行事としてやっておりました。

私も洗礼を受けて
色々と勉強するうちに
ユダヤ人は契約の民であること
そこから全人類の救い主が生まれたのも
なるほどと納得がいきます。

ですので、今日はキリストが誕生されたという事とは別に
ユダヤ人にとって、
ユダヤの信仰を取り戻した記念すべき日でもあります。

今日のディビット牧師のメッセージも
非常に良く分かりました。

主の導きにただただ感謝です。

クリスマスの同じ時期に
ユダヤ人も自分達の信仰を取り戻した重要な日として
祝っている事を、少しでも多くの人に分かち合いたいと思います。

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